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ここでは屋根のシーラー塗装について解説します。
カラーベストはスレートで出来ている為、経年劣化で新築時の塗膜が傷むとほぼ防水性能が無くなり吸水性が高くなります。
吸水性が高くなるという事は、塗料も液体なのでカラーベスト基材に吸い込まれてしまいます。
これはコンクリートを基材としているモニエル瓦にも当てはまります。
ここからがこのページの本題に入ります。
先にも書きましたがカラーベストやモニエル瓦は経年劣化が進み旧塗膜が無くなるとスレート素地やコンクリート素地の為吸水性が高まります。
当然シーラーも液体なので雨水と同じように素地に浸み込みます。
シーラー塗装の目的は、上塗り塗料と素地の密着性を高め事と、中で強固に固め素地自体を強化する役割も含まれるため、吸い込まれる事自体はいいのですが、吸い込まれた部分にそのまま上塗り塗料を塗装していくと密着不良で早期の塗膜剥離や色褪せなどのトラブルに繋がります。
ここではこのようなトラブルをどうすれば防げるかを解説します。
下の写真は高圧洗浄後のカラーベストです。
高圧洗浄で旧塗膜がほぼ無くなったカラーベスト屋根です。
下の写真は2度目のシーラー塗装後の写真です。
吸い込みが完全に止まり濡れ感が出て、上の1度目のシーラー塗装の写真と全然違うのが分かると思います。
屋根のシーラー塗装で最も大事な事は、素地への吸い込みが止まるまで塗装する事です。
よく塗装回数を聞かれることがあり、お客様は通常下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りで仕上げるとキッチリした塗装業者で、2回塗りで仕上げる塗装業者は手抜き業者のように考えると思いますが、どの塗料メーカーも屋根を3回塗りで仕上げて下さいとはカタログに記載していなくて、表現は違いますがシーラー塗装は吸い込みが止まるまで、濡れ色になるまで塗装するように記載しています。
確かに2度塗り仕上げは論外ですが、吸い込みが止まるまでシーラー塗装は、塗装屋でほぼ常識ですが、ほとんどの塗装店ではこのような塗装の仕方はしていない様です。
特に、地域最安値や格安塗装を謳っているような塗装は要注意です。
又、この屋根のように2回塗りで吸い込みが止まる屋根もありますが、中にはシーラーだけで3回塗装や4回塗装しないといけないような屋根もあります。
では、シーラーの塗布量不足でどのようなトラブルに繋がるか下に色褪せや塗膜剥離の写真を掲載します。
下の写真は早期の色斑の写真です。
通常屋根はほとんど見る事が出来ない為、施主様が気づく事はほとんどありませんが、街中で塗装していればよく見る状態です。
いくら高耐久で遮熱性や断熱性に大変優れた塗料であっても下塗りのシーラー塗布量不足は、上塗り塗料が素地に吸い込まれる為規定量が表面に残らない為このような色むらになって3~5年もすれば顕著に表れます。
下の写真は塗装後3年のカラーベスト屋根です。
下の写真は塗装後7年のカラーベストの屋根です。
この屋根も色斑が酷いです。
下の写真は塗装後約1年のカラーベストの屋根です。
こちらの屋根は模様のように見えると思いますが色斑です。
外壁を見ると塗装後約1年なので綺麗なのですが、屋根は恐らくシーラーの塗布量不足と、塗料を薄めすぎで塗装したと思われます。
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