モルタル外壁のひび割れ（クラック）をUカット工法で補修

Uカット前の写真です。

両方3mm幅以上のクラックですが2枚目の写真は施主様が自分でシーリングを重点しています。

充填しているシーリング材が水回りなどに施工するシーリングの為、出来るだけ撤去した上で施工しています。

ディスサンダーでクラックに沿って切り込みを入れて、クラックの幅を強制的に広げます。

次の工程はカットした部分にプライマー塗布です。

プライマー塗布は、次に施工するシーリング材とモルタル部分との密着性を高める為の工程です。

次の工程はシーリング材の充填、均しです。

Uカットした部分にタップリとシールを充填します。

シールと充填する事で、今後振動などの緩衝になる為同じところでクラックが入りにくくなります。

充填後専用のヘラなどでシーリングを均します。

続いてユニエポ（補修用プライマー）塗布です。

ユニエポは防錆機能も兼ねた1液湿気硬化型硬質エポキシ樹脂系プライマーです。

次の工程は「ボンド Kモルタル」の充填です。

ボンド Kモルタルはエポキシ樹脂と特殊軽量骨材を配合した、軽量で高強度の特殊エポキシ樹脂モルタルです。

以上がUカット工法の施工工程です。

この状態では塗装出来ない為、続いて塗装の工程を説明します。

続いて、Kモルタルを詰めた部分の下地調整です。

Kモルタルを詰めた所は盛り上がった状態になっている為、サンダーで表面を均一に均します。

続いて、Kモルタルと上塗り塗料の密着を高める為のカチオンシーラーを塗布します。

モルタルから出る－イオンと＋イオンのカチオンが引き合い密着するように、カチオンシーラーを塗布します。

下塗り材でも直接下地調整材塗布は、剥離の原因になります。

この状態で上塗り塗装する事も出来ますが、補修跡がそのまま残って目立つため、肌合わせに既存の模様に合わせて吹き戻します。

最後にヘッドカットローラーで表面を押さえて完了です。

下の写真はヘッドカット中、ヘッドカット後の写真です。

下の写真はUカット工法前の写真とUカット工法、塗装後の写真になります。

外壁に波打って光っているのは、前のカーポートに太陽光の反射が外壁に映っています。